2019年は日本とオーストリア外交樹立150周年記念になるので、大きな展覧会が日本で開催されます。
1つは「クリムト展ウィーンと日本2019」、もう1つは「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
両方ともクリムトの作品が含まれていることから日本でのクリムト作品が人気であるということが分かりますね。。。
特に東京は2つの展覧会が同時開催なので2019年最も注目度が高い展覧会であることに違いないです。
気になるのが2つの展覧会の違いです。
どういった作品がやってくるのか?
クリムト作品だとどちらがおすすめかなどなど、
どちらを観に行こうか悩んでいる場合は参考にしてみてくださいね〜!
クリムト展ウィーンと日本2019
展示の特徴とみどころ
グスタフ・クリムトの油彩画を中心に20点以上の過去最多作品が並ぶ展覧会で、東京では約30年ぶり。
輝く金箔と鮮やかな色彩で彩られた「黄金時代」の時代中心の油彩画作品なので、貴重な機会となります。
ユディットⅠやヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)は女性の美しさ、強さ、官能的な部分が表現されており、とても人気の代表作品。
ベートヴェン・フリーズは全長34メートルを超える大作(複製)。
ベートヴェンの交響曲第9番に着想を得た壁画。男女の接吻で締めくくられている。
画家
・ダスタフ・クリムト
・オットー・フリードリヒ
・カール・モル
・コロマン・モーザー
・ハンス・マカールト
・エルンスト・クリムト
・フランツ・フォン・マッチュ
展示点数
ダスタム・クリムト20点以上
・ユディットⅠ
・ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)
・ベートヴェン・フリーズ
・ヘレーネ・クリムトの肖像
・オイゲニア・プリマフェージの肖像
・赤子(ゆりかご)
・アッター湖畔のカンマー城Ⅲ
・マリー・ヘンネベルクの肖像
・家族
・白い服の女
・雨後(鶏のいるザンクトアガータも庭)
・男性の裸体像
・死の底の老人
・リア・ムンクⅠ
・17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像
等々・・・
・クリムトと共に活躍した画家たちの作品
スペシャルサポーター&音声ガイド
稲垣吾郎
チケット料金
一般 1,600円(1,400円)
大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)
高校生 800円(600円)
65歳以上 1,000円(800円)
()は前売りの値段。
*前売りはペア割やグッズ付きがありお得!
開催地域
東京展
会場:東京都美術館 企画展示室(東京都)
期間:2019/04/23(火)~2019/07/10(水)
時間:9:30~17:30
*金曜日は20:00まで
*入室は30分前まで
休館日:5/7(火)、5/20(月)、5/27(月)、6/3(月)、6/17(月)、7/1(月)
愛知展
愛知会場
期間:2019年7月23日(火)~10月14日(月・祝)
会場:豊田市美術館
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
展示の特徴やみどころ
絵画や工芸のみではなく建築、音楽、ファッション、インテリア、グラフィックデザイン等々。。。ウィーンの芸術文化や歴史的背景がわかる総合展となっている。
画家
・グスタフ・クリムト
・エゴン・シーレ
・ココシュカ
・ルドルフ・カルヴァハ
・マクシミリアン・クルツヴァイル
・オットー・ヴァーグナー
・ハンス・マカルト
・アルノルト・シェーンベルク
展示点数
東京:約400点(クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点)
大阪:約330点(クリムト18点、シーレ11点、ココシュカ8点)
スペシャルサポーター&音声ガイド
城田優
チケット料金
一般 1,600円(1,400円)
大学生・専門学校生 1,200円(1,000円)
高校生 800円(600円)
()は前売りの値段。
*前売りはペア割やグッズ付きがありお得!
開催地域
東京展
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都)
期間:2019/04/24(水)~2019/08/05(月)
休館日:毎週火曜日
※4月30日は開館
※毎週金・土曜日は4・5・6月は20:00、7・8月は21:00まで。4/28(日)~5/2(木)、5/5(日)は20:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで
大阪展
会場:国立国際美術館(大阪・中之島)
期間:2019年8月27日(火)〜12月8日(日)
休館日:毎週月曜日
※9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館し、翌日休館。
2つのクリムト展詳細比較して分かったこと
注目度の高いのはグスタフ・クリムトの作品です。
点数としては「クリムト展ウィーンと日本2019」よりも「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」の方が多いですが、有名作品は前者の方が多いです。
「クリムト展ウィーンと日本2019」はグフタス・クリムトにフォーカスを置いている展覧会です。
黄金様式の時代の作品を中心に20点以上。全長34mにおよぶ壁画の精巧な複製展示も見もの。
クリムト以外には同時代に共に活躍した画家たちの作品が並びます。
絵画中心の展覧会。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」はウィーン・ミュージアムの展覧会といった感じです。
目玉はクリムト、シーレ、ココシュカらウィーン世紀末の巨匠の豪華絢爛な作品。
絵画以外の展示物も多く、当時のウィーン芸術や文化、歴史に触れることができる展覧会です。
どちらも展示内容や雰囲気は違います。
クリムトの作品を楽しみたいのなら両方行くとより楽しめるんじゃないかな!と感じます。
展覧会の楽しみとしてグッズ販売があります。
今回は両方ともクリムト作品が目玉にきているので、グッズもクリムト作品とのコラボが多く販売されると思われます。
多くの人々を魅了してやまない「接吻」は今回の展覧会にはきませんが、グッズでやってくることを期待しています^^
2019年2つのクリムト展の違いは?のまとめ
クリムトの作品を前面に出した2つの展覧会を比較してみました!
どちらもみどこや特徴が違うのでどちらかで迷う場合は参考にしてみてね!
東京は2つとも同時開催されるので是非とも両方みに行ってみて見比べてみるといいんじゃないかな!?
その時、その時代の瞬間が分かったり、画家の心境が見えたりするのも美術巡りの面白いところです^^
2019年はグスタフ・クリムトにどっぷり浸かってみては?
by こむぎ